(1)理解される教習
多数の教習生を対象とし、その一人一人が年齢、性別、職業等を異にし、受講態度も一様では ありません。そうした対象すべてに理解される教習とは
- 教習内容に無理、むだがないように、教案を常に検討する
- 難しい表現や解説をしないで、日常使う「はなし言葉」で行う
- 視聴覚教材などを活用して、教習生の視聴覚にうったえる教習を行う
- 一方通行の講義ではなく、時に質問し、全員に考えさせ、発表させるという 積極的な受講態度を引き出す
- ポイントを示す
- 明快な態度、笑顔でゆとりをもって話す
(2)技能に直結した教習
- 教習内容は、運転者として必要な事項が中心であること
- 具体的な交通の実態に即した教習方法であること
(3)印象つける教習
印象つける教習とは、教習生が「うん、なるほど」とうなずき、教習内容をあとあとまで記憶して、 将来、運転の場で活用できるようにすることである。そのためには
- 実例を適切な時期に用いる
- ポイントを示す
- 質問による印象つけ
(4)考えさせる教習
学科教習は、単に「覚えさせる」ことだけではなく、考えさせるものでなければならない。考えさせる教習を行うためには
- 時に結論を出さず、教習生に疑問を投げかけてみることも必要
- 話し方に間(ポーズ)をとる